ポピ二カ・ポインター号 セブン【379】

Introduction of Japanese toys
THE・POINTER(Ultra Seven)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー379は、ウルトラセブン
ウルトラ警備隊が使用自動車ポインターを
バンダイが1992年ポピ二カシリーズ
発売したポインターのレビューです。

 

ウルトラセブン

1967年10月1日~1968年9月8日

TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

ウルトラマンとは異なる侵略をテーマにした
SF色の濃い内容で、今でも多くのファンがいる
名作で、その後ウルトラ兄弟の設定が追加され
ウルトラマンシリーズの1本とされていますが
放送当時は、独立した作品なのでウルトラマン
助けにくるなどの枠を超えた交流は描かれていません。

ポインターは、シリーズの中でも最も人気の高い
防衛隊の車輌で、何度も商品化されるSF名車です。

■再燃ウルトラセブン

ウルトラセブンは、1967年に放送され
ウルトラマンレオ1974までの作品には
ゲスト出演する機会がありましたが
ウルトラマン80には、容姿としては
セブンとして登場するものの10年以上
テレビ画面に新作としては登場する事は
ありませんでした。

ウルトラマンシリーズ自体が1980年
ウルトラマン80から~の10年は、基本
新作は無い時代にありましたが

ウルトラマンG(グレート)が、1990年
にソフトがリリースされ、テレビ放送が
1991年12月からされた事で、1992年
ソフトなどから
ウルトラセブンへのリクエスト増えますが
当時ウルトラセブンの権利が、米国に
1999年まで貸し出されていた事から
再放送が出来ない時期に、過去のセブン
ウルトラマンの人気が拡大・膨張して
ポピ二カからも異例の20年以上経って
またも新商品が販売されます。

この人気から、ついに円谷プロは1999年
を待たずに、新作ウルトラセブンを制作
平成ウルトラセブンと後に言われる作品を
1994年~2002年までの間に、16本もの
新作を基本60分ベースで放送&リリース
したので、30分番組としては32本を超える
新作映像を送りだしました。

その原動力のつのなったのも、1992年
ウルトラセブン関連玩具ですが・・・
残念ながらウルトラホーク1,3号などは
登場するもののポインターは、名前だけで
ビジュアルは、国産車輌にウルトラ警備隊
マークを施した形になります。

ポインターをサイドから見ると
この頃としては、かなり頑張った
玩具なのですが、今見るとタイヤが
小さく、フロントガラスが縦っています。

リアのセンターに在る垂直翼も、少し
後方に短く、角度も水平に近い感じです。

ただ、この玩具より前のポインター
比較すると、細部の箇所などは拘りの
再現の跡が観られます。

ポインターを斜め後方から見ると
リアの垂直ウイングエンドなどは
これ以前よりも、かなり正確に再現
していて、左の角(上方)には
ガソリンの給油口まで、造型された
のも、この当時の玩具としては
マニアが驚くポイントでした。

ただ、今からするとリアタイヤ
の部分に凸モールドのアーチが
在ったりと独自の造型部分が存在します。

本来は、凸アーチは無くて後方の
黒い部分の後方向のアールの部分が
段差になっています。

ポインターを後ろから見ると
バランス的には、やや下側が幅広ですが
下側が幅広なのは確かなので、其処まで
を、当時再現した玩具はありませんでした。

少し残念なのは、垂直翼のエンドが
縦に短く太いのですけども・・・
子供の安全的には、仕方ないポイント
かもしえません。

欲を言えば球体のウインカーも在れば
ベストなのですけども…

ポインターを上から見ると、とても
部分、部分は、よく出来ているのが
よくよく解ります。

今見ると、後方の部分が・・・
短くなっています。

逆に言えば、ポインターは後方の
部分が、かなり長くなっています。

刻印は、フロントタイヤ間の四角い
凸部分の中に

(C)円谷プロ
BANDAI 1992
MADE IN JAPAN

と入っています。

ポインターを下(裏)から見ると
一応、頑張ってらしいモールド
造型してくれています。

それは、仕方ない感じで可愛くも
あり、玩具らしいんですが
タイヤが、少し小さいですね。

ポインターには、取り外しアイテムで
ミサイルランチャーが付属していて
リアウインドゥの穴に差し込むと
写真のように、せり出た状態になります。

ただ、せり出たにしては…ボディサイズを
オーバーしているのが凄いです(^^:

そこは玩具らしくて、上部の長方形の
ボタンでミサイルを発射出来ます。

ポインターの前を斜めから見ると
マシンガン風のレーザー光線の部分と
ヘッドライト、PO-1の文字の下の
グリルが、メッキパーツになっているのが解ります。

ポインターを前から見ると、複雑な
造型を、よくまとめているのは
今見てもよく解ります。

ボンネットの角が、丸く凹んで
いる部分なども、当時としては
玩具としては、驚く凝りようです。

ポインター は、箱の中にスチロール
のケースが在り、封入されています。
ミサイルなどは、ランナーに10発付属し
自分でカットして使う感じです。

箱のウルトラセブンは、当時雑誌などに
登場していた新しいスーツセブン
ポインターの登場する1967年のスーツ写真ではありません。

ポインター・スペック

型式名 TDF PO-1

全長 5.3m
全幅 1.9m
重量 1.8t

最高時速の365km/h
80km(ホバー飛行時)

乗員 6名

装備

スモークスクリーン装置
小型ジェットエンジン
光波バリヤーシステム
ウルトラミサイル 連射式三連装ミサイルランチャー
透視光線ライト
ホバーシステム
特殊ゴムタイヤ
レーザー光線銃

ベース・クライスラー・インペリアル1957年式4ドアセダン

デザイン・成田亨

 

■メーカー・バンダイ(ポピ二カ)
■発売・Sales Year 1992年
■当時価格 2000円  
■登場作品 ウルトラセブン(1967年)
■製品仕様 全長サイズ 約14㎝×5.5㎝

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