Introduction of Japanese toys
LITRA（UltraQ）
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー380は、ウルトラＱの
第1話「ゴメスを倒せ！」に登場する
原始怪鳥リトラをM1号が1999年に
発売したソフビのレビューです。
ウルトラＱ
1966年1月2日～1966年7月3日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。
自然界のバランスが崩れた「アンバランス」と言う
番組に、怪獣の要素をプラスして「ウルトラＱ」と
して放送、最高視聴率36.8%を記録します。日本中に怪獣ブームを巻き起こし、雑誌やプラモデル
関連グッズも大ヒットで、テレビ番組のマーチャンとしても
画期的な作品になり、テレビキャラのソフビと言う
ジャンルを定着させる元になります。
■ラドン・リトラ・大コンドル
リトラは東宝のゴジラシリーズの
三大怪獣 地球最大の決戦1964年で
使用された操演用ラドンを借りて
利光貞三が造型（改造）した姿です。
尻尾には、本物の孔雀の羽根が使われ
ていました。
ウルトラQの撮影後には、リトラの
姿のままで倉庫に保管されていましたが
再び、ゴジラシリーズの新作である
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
1966年で、大コンドルに改造されて
スクリーンで活躍しています。
ただ、この3羽を比べて観ても・・・
殆ど、同じ箇所なども無く
当時の証言や写真などからの記録で
唯一、サイズとボディの形状が
似ているくらいなのですが、時期的にも
ありうる面白い変身です。
リトラを正面から見ると、実際の
操演用のリトラの足を、人間ぽい
足と解釈して、立つ用に造形され
当時のマルサンらしく、頭部を
子供向けに大きな感じにしています。
羽根も、1966年当時はソフビで造形
すると言う概念が無く、リトラは
商品化されていませんが、羽根も
「腕」という感じに胸の左右に
関着で取り付ける事で、怪獣ソフビ
として成立させています。
カラ―も、1期の*茶色のカラ―に
反して、グリーンぽかったと言う
証言からか？茶より明るいオレンジの
成型色に、メタリックグリーンが吹かれています。
リトラをサイドから見ると、頭部
から、尻尾の先端までのラインが
綺麗で、頭部の造形も独自な解釈で
似ているわけでは無いのですが・・・
リトラに見えます。
足も、踵？（本来は鳥足）の部分に
後方に爪のようなモノを付ける事で
怪獣らしく見えています。
*茶色も略茶色だけの個体と、クチバシ
などがハッキリシルバーで、全身に
シルバーの吹きが多いタイプがあります。
リトラの足の刻印も、底面の直ぐ
横にマルサンの初期のように
丸に「M1号」と入れています。
リトラを後ろから見ると、後頭部の
造型は面白い形になっています。
翼も、羽根を閉じたようなシワが
造型されていて、前からよりも鳥らしい
羽根に見えます。
尻尾は、造型はクジャクの羽根らしく
面白いですけども、全体的には
綺麗に並び過ぎていて、自然らしい
感じに欠けたパターンのようです。
リトラの可動は、首？の部分と
翼の接合部、足の付根が可動します。
翼が腕のように動くので、少し
変ったポージングが可能です。
リトラの足の裏と言うか？底は
他のマルサン初期の怪獣と同じく
滑り止のような横の凹スリッドが
左右に入っています。
左足の裏には、1997 JAPANと入り
右足の裏には、（C)円谷プロ
と刻印されています。
ウルトラQや、リトラの文字はありません。
ヘッダーはウルトラQとウルトラマンが
裏表になっていました。
24年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
リトラも綺麗で元気に保っています。
原始怪鳥 リトラ
別名 原始怪鳥
身長 5m
翼長 15m
体重 1万t
飛行速度 マッハ2
武器 シトロネラ酸（シトロネラアシッド）
出身地 東海地区 金峰山付近
デザイン・成田 亨
造型 ・高山良策
■原始怪鳥 リトラ・カラ―バリエーション
・リトラ 茶色 1期 4000円 1997年 *銀吹濃のも有
・リトラ 青未彩色 1997年 *限定らくがきセット *1期同時期
・リトラ オレンジ 銀緑吹 2期 4000円 1997年
・リトラ 夜光 緑吹*尻尾カラー 5000円 2003年 *限定100個
・リトラ レッド、銀紺吹 5000円 *限定120個
・リトラ 蓄光 銀ピンク 5250円 2012年 *限定 ヘッダーで袋文字無し
・リトラ 蓄光 無彩色 *限定 ヘッダーなし
M1号ソフビラインナップ
■メーカー・ M1号
■発売・Sales Year 1997年
■当時価格 4000円
■登場作品 ウルトラＱ（1966年）
■製品仕様 全長サイズ 約20.5㎝
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カネゴン パスケース |
