Introduction of Japanese toys
ALIEN ZARAB・Fake Ultraman(Ultra man)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー487は、ウルトラマンの18話
遊星から来た兄弟に登場する
凶悪宇宙人ザラブ星人と、そのザラブ星人
が変身したニセウルトラマンを2000年に
限定販売したセットソフビのレビューです。
*ザラブ星人は33話にも少し登場しています。
1966年7月17日~1967年4月9日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。
放送当時はウルトラQシリーズの中のウルトラマン
として放送された為にオープニングではウルトラQ
の文字が回転して、その中からウルトラマンという
文字が出て来るタイトルが跡として残っています。怪獣ブームを巻き起こし、最高視聴率42.8%を
記録、50年以上前の子供番組ですが、今でも
知らない人は居ないと言う程の日本を代表する番組です。ザラブ星人は、その中でも攻撃的な侵略では無く
頭脳戦で挑んでくる宇宙人で、ニセウルトラマンに
変身する事でも有名な宇宙人です。
■再生改造ニセエコ宇宙人W
ザラブ星人は、予算を喰う特撮を
カバーする為の手法の1つ、怪獣の
スーツを改造加工して、違う怪獣に
見せるのに、ラゴンのスーツをクビ?
から下の部分に使用しています。
ですが、ラゴンのスーツの側面や
背中の背ビレを排除して、ラゴンの
皮膚のパターンを再生する必要があり
物質的にはエコですが、時間的には
ゼロのスーツからデザインして作る
方が時短できた、エコなのか解らない
スーツになっています。
その為、ニセウルトラマンも
Aタイプのスーツの1つのマスクを
変更し、2つの再生スーツでエコに
なる工夫がされた回でした。
なので、ザラブ星人だけだとエコ
というのも偽なエコ宇宙人でした。
ザラブ星人を前から見るとは
*等身大サイズのザラブ星人で
ボディカラーは、*ブラウンをメインにしています。
*等身大時には目の横耳?と
思われる部分が、赤い側面を
見せて凸飛び出ていて、巨大
化すると、この部分は凹状態で赤いパーツは無い。
*逆に作中では前半がラゴンの
緑が残るスーツカラーで
巨大化するとブラウンになる。
左手は、小型電子頭脳を引っ
掛けて持たせるような形状に
なっているのが、このセット
の特別使用の形状なのですが…
持っていない(付属していない)
通常販売のザラブ星人も
その後の販売でも右腕が
このままで販売されています。
ザラブ星人に小型電子頭脳を持たせた写真です。
56年前のパソコンも無く
コンピュター=巨大なモノ
だった時代の「小型」なので
ノートパソコンや、スマホ
などと比較すると、まったく小型ではありません(^^:
また作中の比率としても
小型になっていて、画面の
ザラブ星人が持っている小型
電子頭脳はもう少し大きな小型です(^^:
ザラブ星人の可動は、肩と腰が一応可動します。
ザラブ星人をサイドから見ると
耳と思われる赤い側面の部分は
作中のスーツよりも後方寄りの
サイドに付いています。
また、ラゴンスーツに頭部~胸
くらいまでを被せているので
本来はジャミラと同じく「肩」は
無いのですが、ソフビの可動や
製造的に腕の肩部分が在ります。
ザラブ星人を背中から見ると
後頭部の造形は、スーツの
頭部よりも丸みがあり綺麗です。
作中のザラブ星人の後頭部は
もう少し平で、凹凸があります。
背中のチャック(隠し)は
他の怪獣と同じく略されて
造型されていません。
また前側重視で、頭部から
胸部分までを被っている
パーツの胸部分が浮かない
ように、後側にベルト状の
帯があり、後側で留めている
のが背中にあります。
足も作中のザラブ星人よりも
長くスリムで、頭部の大きさ
とのバランスを取っています。
スーツ的なリアルでいうなら、もっと短足です(^^:
ザラブ星人の足の裏には、
右足は
BANDAI 2000
CHINA 77094
左足には
(C)1966円谷プロ
ザラブ星人
と、凹モールドで刻印されています。
ウルトラマンの文字はありません。
ニセウルトラマンを前から
見ると、当時の(700円時代)
2000年発売の初代ウルトラマン
とは、スーツとは異なり違う
型で造られている…ある意味
贅沢なニセウルトラマンです。
頭部は勿論異なり、ボディも
腕も下半身もつま先をBタイプ
にしているので、当時の販売
Cタイプのウルトラマンとは異なるソフビです。
またニセウルトラマンの腕は
エラー的な事なのですが…
赤い模様が手首の所でズレて
いて、赤い模様の尖った部分が
ウルトラマンは中指の辺りの
センターに位置しますが
ニセウルトラマンは、人指し
指と親指辺りにズレている
のも、再現されてるのには驚きます。
逆にリアルで高額なフィギュア
でも、この部分はウルトラマン
と同じにしてしまっていて
ニセウルトラマンとしても偽
な模様になっているモノが多い
中で、バンダイの量産ソフビで
忠実に再現しているのは凄いです。
*その後再現されたアトラク用
のスーツでも腕の赤模様のズレ
は再現されていません。
ニセウルトラマンをサイドから
見ると、作中のマスクはアゴが
もっと尖っています。
ただ、アゴは上半身と一体だと
気泡が入り、不良品%が上がる
ので、意図的に尖らせてないの
かと思います。
また後頭部側のシルバーの部分
の面積は少し広すぎます。
二の腕の赤い模様も、内側(前)
にねじれているのが、作中の
ニセウルトラマンのスーツです。
ニセウルトラマンを背中から
見ると、スタイルは良くなって
しまって?います。
ブーツのかかとのヒレも再現
されていて、初代ウルトラマン
のBタイプも発売されてない
ラインナップなのに不思議な拘りの造形ソフビです。
ニセウルトラマンの足の裏には、
右足は
BANDAI 2000
CHINA 77094
左足には
(C)1966円谷プロ
ニセウルトラマン
と、横向きに凹モールドで
刻印されています。
ウルトラマンの文字はありません。
ニセウルトラマンの可動は
腕(肩)と、腰は一応動かせ
ば…少し動きます。
と、いう程度です。
22年経っていますが、メンテナンスの
御蔭でザラブ星人もニセウルトラマン
も綺麗で元気です。
ザラブ星人とニセウルトラマン
の販売は限定のボックスの中に
2体を入れて、センターに小型
電子頭脳を見せる形で1800円で販売されました。
1体700円の時代なので・・・
やや高価に感じる方も多かった限定ソフビです。
●ザラブ星人 別名 凶悪宇宙人 ニセ・ウルトラマンに変身可能 デザイン・成田亨 スーツアクター・青野武 声:青野武 |
●ニセ・ウルトラマン 身長 40メートル ウルトラマンAタイプのスーツの1つに スーツアクター・池田文男 |
■メーカー・発売元 バンダイ ■発売・Sales Year 2000年 ■価格 1800円 ■登場作品 ウルトラマン ■製品仕様 ザラブ星人 全長サイズ約16.5cm ニセウルトラマン全長サイズ約16.5cm |
ザラブ(シン・ウルトラマン) ムービーモンスターシリーズ バンダイ(BANDAI) 詳しく見る。 |