Introduction of Japanese toys
Ultraman Taro (1973)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー540は、ポピーが1979年
に発売したキングザウルスシリーズの
ウルトラマンタロウのソフビレビューです。
*ポピー・バンダイのマスコミ系ブランド名
ウルトラマンタロウ
1973年4月6日~1974年4月5日 全53話
TBS系 毎週金曜19:00 – 19:30放送円谷プロ「創立10周年記念番組」として制作
された為に、当初は宇宙も舞台に展開する予定
だった事から、宇宙に基地が在り、ZATも
宇宙警備隊として放送前には紹介された事から
当時の印刷物などには宇宙警備隊の文字が残るモノが多い。また1分の1サイズの怪獣の部分が作られるなど
予算的には、かなりの規模が注ぎこまれた特撮番組でした。年齢層を下げた事から、1期からの子供は
ファイヤーマンやジャンボーグAに主軸を移す
子も居ましたがウルトラ6兄弟の設定で、1期の
ウルトラマンやセブンも登場する、懐かしさから視聴し続けるファンも多くいました。当時の印象は、ウルトラセブンに似たウルトラマン
で、怪獣に魅力が無いと言う世代も多くいましたが
再放送の多い作品で、小さな子供に母と父が登場
するヒーローモノとしても異例な設定が受けて
シリーズの中でも、特別な人気を誇る作品になっています。
■キングザウルスシリーズ
1975年3月28日ウルトラマンレオ
の放送が終了、子供は合体ロボの
アニメや、スーパーカーブームに
興味を移し、仮面ライダーも
ストロンガーの1975年12月27日に
最終回を向かえ
玩具もソフビよりも超合金が
テレビ・マスコミ玩具のメインに
移行していきました。
ウルトラマンシリーズの火は細々
と、子供達が10円玉のコインを
握りしめて、回していた
怪獣消しゴムが円谷プロを支えて
いたような時期でしたが
その小さな火は、関東で夕方に
再放送された初代ウルトラマンの
数字が予想もしてなかった高い
数字をマークした事から
雑誌や駄菓子屋玩具など…
徐々に、ウルトラマンの露出が
増えて行き、1978年アニメですが
ウルトラマンがテレビ画面に
新作として、再び帰ってくる事に
なると、マルサン、ブルマァク
がメインだった、怪獣ソフビを
バンダイがポピーブランドから
キングザウルスシリーズが
テスト販売から1979年に事実上
本格的に販売され、復活しました。
ただ、キングザウルスシリーズ
よりも「足型」シリーズと呼ばれ
る事が多くなるのですが・・・
380円で発売されると、マルサンや
ブルマァクのサイズと価格に慣れた
世代には正直「小さい」と思えた
サイズで、今でも…小型化は続いて
いる変更で、やや悲しい事です。
■両親がいるヒーロー
ウルトラマンタロウは、このソフビの
販売時期には、まだ後々の人気は無く
パッケージも、当時最も新しい存在の
ウルトラマンレオの文字がが上にきて
タロウが、よく見えない下に位置する
くらいのウルトラマンでした。
ですが、タロウは再放送が多く
小さなこども達からの人気が高く
なっていきます。
初代ウルトラマンからの当時世代
には、目や耳を疑うような人気の
UPでしたけども、基本的には
仮面ライダーや、スペクトルマン
トリプルファイター、アンパンマン
などに親は出て来ませんし、親と
言う存在が、ストーリー上在っても
ヒーローとして登場したり、戦う事は
スーパーマンでも、バットマンでも
スパイダーマンでもありませんが
タロウには、ウルトラの父が先に居て
ウルトラの母が直ぐに続いて登場する
と言う設定が与えられました。
この設定は、逆に当時世代には
ウルトラマンAの時期のウルトラの父
は、本当の5兄弟の父だと思っていた
ので、戸惑いでしかなかったのですが
タロウから再放送で見た世代には
両親がいる変わったヒーローに
感情移入して見た事から、人気の高い
ウルトラマンになっていきました。
ウルトラマンタロウを前から観ると
赤い成型色が殆どなのですが
塗装的にはレオよりも、複雑な
ウルトラマンです。
目は、ウルトラセブンと同じで
カラ―タイマーも同じ紺色です。
また、角には気泡が入りやすい
ので、検品を通ってしまった
気泡穴のあるタロウの個体も時々見かけます。
ウルトラマンタロウをサイドから
見ると、頭部の抜けている部分は
塞がっています。
背ビレは、このシリーズ独特の
形状で、下の方が丸くなっています。
ウルトラマンタロウの後ろから
見ると、後頭部は初期のスーツ
の凸パーツも再現されていて
角の形状もよく出来ています。
プロテクターは少し上すぎる
感じに見える…小ささです。
オシリの左右には刻印が入っています。
ウルトラマンタロウのオシリには
左側には
(C)円谷プロ
ウルトラマン
タロウ
と、凹モールドで刻印されています。
タロウのオシリには右側には
ポピー(のマーク)JAPAN
と刻印されています。
ポピーのマークは凸モールドで
出っぱっています。
ウルトラマンタロウの可動は
腕の付根と腰だけです。
ウルトラマンタロウの足の裏
(下)には
このシリーズのメインな部分で
第二期の頃に、子供達の怪獣の
サインが欲しいと言う声に応えて
TBSに設置された、怪獣の足型
スタンプを元にした怪獣の足型が
それぞれに造形され
ウルトラマンタロウは、このような
形状になっています。
プロテクターのモチーフだと思います。
ウルトラマンタロウは、他の
ウルトラマンと同じく台紙に
透明のブリスターパックに入れ
販売されましたが、少し見え
にくいですがタロウの方が台紙
の下側に写真があります。
この辺りも、1974年のリアル
時期ではなくて1979年の発売
なのと、当時のタロウの人気は
まだ後ほどの人気が出て無い
ので、順番的にもレオとタロウ
を、1枚の台紙にするのに
レオが上で、タロウが下と
言う、今では考え難い感じの
台紙で、タロウと共通で使用されました。
版権シールは、レオでは無く
「ウルトラマンシリーズ」で
もう、タロウのみのシールが
無い時期なのが解ります。
弟アストラとレオを1枚にすれば
と、今なら思いますけども…
まだ、ソフビのシリーズ的に
アストラの商品化が、確実では
無かった為で、アストラと
ウルトラマンキングは、単体の
台紙で後に販売されます。
44年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ウルトラマンタロウも台紙も綺麗で元気に保っています。
■怪獣図鑑
超合金のコインのオマケを意識
してか?足型の小さなシールが
各怪獣に1枚ずつ付属していました。
この足型シールを20枚用紙に貼り
140円の切手を同封すると
「ウルトラマン怪獣大図鑑」が
貰えました。
*締め切り、昭和54年(1979年)
3月末日消印有効
ウルトラマン怪獣大図鑑
裏表紙は
ゴジラ怪獣大図鑑で
ウルトラマンが71ひき
ゴジラが25ひき
の怪獣が紹介されたミニ図鑑で
内容は怪獣以外の防衛隊の事
ソフビの事なども解説されています。
■ウルトラマンタロウ・データ 身長 53m ジャンプ力 600m 年齢 1万2千歳 宇宙警備隊支部長>宇宙警備隊の筆頭教官 武器・技 ストリウム光線 装備 デザイン・井口昭彦 |
■メーカー・ポピー(バンダイ) ■発売・Sales Year 1979年 ■当時価格 380円円 ■登場作品 ウルトラマンタロウ(1973年) ■製品仕様 全長サイズ 約17.3㎝ |
S.H.フィギュアーツ ウルトラマンタロウ BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア 詳しく見る。 |