キカイダー01 バンダイ・ソフビ魂【45】

キカイダーの2倍！兄の魅力！

Introduction of Japanese toys
KIKAIDA-01

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー45は、1973年5月12日
土曜日20：00に、NET（現・テレビ朝日）
系にて、放送された人造人間キカイダー
の後番組で、同タイトルキカイダー01を
バンダイが発売したソフビ魂シリーズ
VOLUME10キカイダー01のレビューです。

キカイダー01は、前作キカイダーより
先に造られた為（兄）が、仁王像に封印
されていましたが、長い眠りからさめて
ハカイダー部隊と、弟キカイダーとも
力を合わせ戦うストーリーです。

後発でも兄と言う斬新な設定と、仁王像の
中から現れる強烈なインパクトの登場は当時の子供達の間で話題になりました。

クリア内メカを2倍造形！

ソフビは、キカイダーの頭部は半分がメカで
半分は不透明でしたが、01は両方がクリアの
下にメカの細部を塗装して、仕込むと言う
2倍大変な頭部の上に、胸部のメカも透明な
中にメカが在ると言う造形で、両腕にも同じ
クリアの中にメカが在ると言う凝った造形
のキャラを、量産ソフビとして忠実に細部まで造形しています。

背面も胸部から続くメカパーツを、クリア内で
コードなど細部を塗装して仕上げています。

一見、キカイダーのインパクトに隠れがち
ですが、キカイダー01のスーツのメカ造形は
キカイダーを超えるモノを造ろうと、力を
入れていたのが解る証の1つになっています。

キカイダーは腕が可動出来ましたが、01は
腕にもクリアメカ部分が在る事からも、完全に
ポーズを固定に徹していて、二の腕の部分で
パーツ分けしている事で、ソフビを形成しているので事実上可動はしません。

二の腕の分割はソフビ的な事ですが、後頭部
などのスーツのつなぎ目の再現も、細かくされ
ていて、意図的に首から上と体側をズラしていたりと驚きます。

ベルトのバックルマーク「01」はスーツでは
上半身にハミ出て居るのですが、コレは流石に
パーツや塗装、接合上の問題から下半身側の
下方向に01の文字を納めています。

刻印はキカイダーと同じ、左右の足の裏に集中しています。

キカイダー01は、キカイダー兄弟と言われたり
ダブルキカイダーなどと言われる事もある程
近しいキャラですが、ソフビ魂VOLUME 1の
キカイダーの次VOLUME 2はハカイダーで
間にイナズマンやゴレンジャーを挟んで
キカイダー01は、VOLUME 10のＮＯなのは
シリーズで、最も困難なクリアメカ部分の多い
キャラクターで、VOLUME 2や3番には出せな
かったと思われる程、工程的にはナンバー1で
ソフビ魂を最も感じる1体になっています。