ntroduction of Japanese toys
JNR Linear motor car(Nomura Toy)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
今回の玩具レビュー669は、野村トーイ
が、1970年の大阪万博前に発表された
国鉄のリニアモーターカー*構想を
ブリキ玩具にして販売したレビューです。
*万博記念切手などのイラストに使用され
万博の日本館の中でミニチュアが披露されました。
■速くて遅い・国鉄リニアモーターカー
70年の大阪万博へは、モノレールで
会場入りした方も、訪れた方には
多かった、交通手段だったと思いますが
その延長にあるような、カッコいい
超特急として、多くの日本人に知られた
国鉄のリニアモーターカーは、切手にも
なり、1962年に発表された超高速鉄道
計画のリニア推進浮上式鉄道は、60年代
の未来の絵などにも多く登場しました。
なので、万博後の1972年に国鉄が公開
した、鉄道技術研究所でのML-100の
浮上走行には、未来の近さと、東京から
大阪まで1時間を切るのが近いとも思わせましたが・・・
50年以上経って、国鉄がJRになっても・・・まだ開通していません。
リニアモーターカーをサイドから
見ると、ライトイエローのブリキ
のボディに、濃いブルーのライン
で、中央には白いカタカナ文字で
「リニアモーターカー」と入っています。
この文字は70大阪万博の模型では
「EXPO」と入っていました。
この「リニアモーターカー」の
分部は、上に抜け出たパーツで
ブリキではなくプラ製です。
リニアモーターカーの後方サイド
の窓はブリキの絵で内部の乗車客
がプリントされていますが、略…
外国人に見えます(^^:
因みに、70大阪万博の模型は
この窓が3つ1輌に在ります。
リニアモーターカーのボディの
文字JNR(国鉄)マークの上に
赤い文字で
東京ー50分ー大阪
と入っていますが、この文字は
70大阪万博の模型には当然入って
いませんし、赤いラインも在りません。
現在の東京(品川)ー名古屋間が
約40分と言われていますので
大阪まで延伸されても・・・50分
は、停車駅の数などにもよりますが
やや・・・難しいかと思われます。
リニアモーターカーを、真後ろから
見ると、連結部分のドアと思える
ドアと左右に同じ*窓が立体的に
ブリキがモールドされたプリント
になって何故か在ります?
更に*最後尾の証の赤いテールライト
もプリントされています。
*箱絵では中間車が続いています。
*70大阪万博の模型は後方に中間
車輛が続いて連結されていました。
リニアモーターカーを上方向から
見ると、JNRの前の横スリッドは
おそらくダクトのように・・・
70大阪万博の模型には表現されて
いますけども、野村トーイのブリキ
は御丁寧に別パーツになっています。
中央のホワイトの部分(ブリッジ)
が、プラ製になっています。
後期版はホワイトでは無く赤になっています。
後方のベンチレーター?と思える
丸い造形物は、何故か?後方だけ
が、凸型の立体で、前側のはただの
ブリキの画になっています。
*70大阪万博の模型は後方に1つ
しか無く、野村トーイの大サイズ
のリニアモーターカーでは後方
だけで、前方向のベンチレーター
は無いので、指定間違いか何かだと思われます。
リニアモーターカーを前から
見ると、青い三角の大きな窓と
そのセンターにくぼみのラインが
在るだけで、ヘッドライトなど
何も在りません。
*後期版の三角の窓は青では無く
グリーンに変更されています。
*70大阪万博の模型は先端の下が
尖って反っていますが、子供の
玩具なので安全に配慮したのかと
思います・・・造形が難しかったのかも?(^^
リニアモーターカーの真下は
黒いブリキのベースで、本来は
リニアには、1970年頃は*車輪が
無かったのですが、コマが在り
フリクションで可動走行できます。
この黒いベースは、おそらく新幹線
などと共通のモノを使用している
ようで、前の部分がボディより短い。
底には刻印などは何も入っていません。
*初のML-100はモノレールのような
レールに跨る方式で浮上していて
1997年~低速では車輪で走行して
ブレーキを使うように変更されます。
リニアモーターカーの箱は、海か?
川の上を走行していて、富士山が
右奥に描かれています。
「リニアモーターカー」の文字の
分部には「JNR」のマークが
代わりに描かれていますが・・・
国鉄時代には実現しませんでした。
リニアモーターカーの箱の横も
青いラインにJNRのマークが
在り、リニアモーターカーと
赤い文字で入れられています。
55年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
リニアモーターカーも箱も綺麗で元気に保っています。
■製造メーカー・MAKER 野村トーイ ■発売・Sales Year 1968~1970年 ■当時価格 350円(販売時期~で変動) ■製品仕様 全長サイズ約34cm×約7cm |
プラレール S-17 超電導リニアL0系 改良型試験車 タカラトミー(TAKARA TOMY) ASIN B095RBVM34 詳しく見る。 |