小さなレトロモダン電車の魅力!
Introduction of Japanese toys
TOMYTEC N・GAGE Choshi501
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー23は、*銚子電気鉄道の
デハ501を、TOMYTEC(トミーテック)
鉄道コレクションで、Nゲージサイズで
発売した模型です。*千葉県の私鉄。
デハ501は、元は上田丸子電鉄
現在の上田電鉄で、1949年~
使用されていた車輌で、1972年に
埼玉県の所沢に在る西武所沢車両工場
で、改造して1973年に銚子電気鉄道に
引き渡され走る事になりました。
入線当初は、アイボリーに窓回りと雨樋が
朱色という塗色でしたが、西武の赤電色に
似たベージュとローズピンクに塗り替え
1990年まで銚子電気鉄道の標準色として走りました。
サイドから観ると、全長12mと短く
小さい可愛い車輌なのが際立ちます。
ですが、見た目に反して4個もの
モーターを装備していた為、電力消費が
多く、予備車扱いになって走行状態を
観る事が少なくなりました。晩年は
笠上黒生駅や外川駅構内などに留置され
鉄道ファンや地元の方に愛されていました。
ですが、1999年に廃車が決まってしまい
銚子電気鉄道の線路からは姿を消します。
台車は弓形イコライザのNT-28Bで
主電動機は芝浦SE-131-Eで出力が45kw
と、ある意味贅沢な仕様でした。
前から観ると、レトロ感があります。
パンタグラフは外川寄り(南方面)に
付いていて、貫通形(センターに扉が在る)
なのも外川寄りでした。
パンタグラフはPS13型を装着していました。
1999年の廃車以降も、可愛い車輌は人気で
犬吠の駅で車体の3分の1をカットした
3分の2(外川寄り)だけを、駅舎に接続し
直営のレストランとして活用し、その後も
NPOが運営する喫茶店として、使用して
いましたが、老朽化から休業状態に入り
外から観るだけの存在としてありましたが
2012年7月解体処分されてしまい、完全に姿を消してしまいました。
このトミーテックのデハ501を、Nゲージの
線路で走行させようとする場合は、動力
ユニット(別売り)を、装着する事が
必要で、同・トミーテックから出ている
鉄道コレクション・Nゲージ動力ユニット
型番TM-03<12m級A>が用意されています。
*参考価格2,700円(税抜)
また台車部分も、3種付属しているので
弓型を選択する事で、実際のデハ501に
近ずける事が可能です。
パンタグラフは、交換しなくても走行は
可能ですが、余裕が在れば交換して
あげたい部分のパーツです。
■メーカー トミーテック (鉄道コレクション)デハ301と2両セット ■実車輌 銚子電気鉄道 デハ501 ■製品仕様サイズ Nゲージ ■価 格 1,800円(税抜) ■発 売 2008年3月 |
銚子電気鉄道 デキ3 電気機関車 90周年トロリーポール仕様 車体色:赤電色 動力付 詳しく見る。 |