シンプルなのに凝りに凝った未来のクルマ!
Introduction of Japanese toys
SUPER JETTER VEHICLE
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー65は、スーパージェッタ―が
30世紀の未来から乗ってきたタイムマシン
流星号をバンダイが、キャラウィールの
CW14として2001年に発売したミニカーのレビューです。
スーパージェッタ―は、1965年1月7日木曜
日18:00~TBS系で放送されたアニメ番組
で、基本的には白黒作品ですが、カラー版
も、26本が白黒の一部をリメイクする形で
製作され、白黒に続いてカラーが放送され
た為に、スーパージェッタ―を白黒作品と
認識してる方と、カラーと認識してる人も
居る、カラーテレビが広まる時代の少し
変わった放送形体のアニメ作品です。
It is an animation work of Japan in 1965.
流星号は飛行出来るので、ジェッタ―が
腕時計型のタイムストッパーで、呼ぶと
無人で飛んできます。
喋りはしませんが「流星号、応答せよ」と
呼びかける事で、どこにでも飛んで来ます。
最高速度はマッハ15で、水中や地中にも
潜れたり、ギャグアニメでは無いのですが
車体が曲がったり、くねったり、ゴムの
ように変形しますが、時代的なアニメの表現でしかありません。
流星号!塗装や細部の究極な拘り!
キャラウィールの流星号は、カラー版を参考
にしているカラーリングで、全体の塗装も
単なる白では無く、ややイエローの入った
パール塗装なのは、確かにアニメでも白では
無いので拘っているのが解ります。
オープンカーのように、フロント部分に
ガラスが在りますが、アニメでは乗り込む時
に、このような形状になり、走行(飛行)時
には、シート全体をガラス(?)が覆います。
水色の楕円の奥に在る赤いライトは、クリア
レッドの別パーツで内部から装着されていて
見た目のシンプル差に反して、かなり凝った
製造が成されているのに驚きます。
真横から見るとフロント部分が少し高い気が
しますが、アニメなので解釈が微妙なところ
です。リアに2つ在るウイングは、安全上
ボディの後方にハミ出ないように造形し
尖った先もギリギリまで試行錯誤した感じで
ダイキャスト玩具としては、限界かもしれま
せん。
ただ、ボディの上下の結合ラインが少し
悔やまれるところですが、全体のフォルムの
造形的に選択した部分なのは…解ります。
リアのウイングは↓パッケージの絵を参照下さい。
斜め後ろから見ると、赤い噴射口が4つ造形
されています。
この部分はアニメでも、エネルギーを噴射
しているので、よく確認できない部分です。
*全力噴射で、マッハ15になります。
真後ろから見ると、流星号かも解らない
感じですが、ウイングの角度や厚みなどは
いろいろ試行錯誤したのは感じ取れます。
前から見ると、流星号のデザインが前側に
ポイントが在るのが再確認出来ます。
水色の奥に在る赤いヘッドライトは
別パーツで、わざわざクリアレッドの部品を
内側から装着しています。
センターにあるアンテナもダイキャストの
一体成型では無く、安全的にゴム系の
別パーツで内部から組たて時に装着されています。
真上から見ると、車内のシート周辺の赤い
部分は、通常このサイズのミニカーの場合は
プラ製の樹脂パーツですけども、別パーツで
ダイキャスト製で出来て居ます。
後方の噴射口の赤と同じ1つの部品になって
いるのかと思いましたが、後輪の隙間から
覗く限りでは、別々のダイキャストパーツで
内部から組込まれています。
アニメのシートが赤かは、かなり見え難く
違う感じなのですが、↓パッケージのカラー
の流星号の絵のように、ガラスが全部閉じた
状態で飛行すると、赤い事が多いので内装を
赤に拘ったようです。
*アニメでは赤と透明時が描かれています。
真下から見ると、一応設定はエアカーなので
すが、車輪もアニメでは飛ぶと描かれていて
よく解らない設定のままで、前に細い車輪の
小型のコマ、後輪に太いコマが付いています。
刻印は前輪と後輪の間の左右に入っています。
また、無視してもいいような真裏に筋堀を
入れて、ヘッドライトの水色とは違う薄い
パステル調のブルーの塗装を入れています。
この流星号が飛行する=手に持って飛ばして
遊ぶ事を想定して、カラー版でも色が違う
底までも凝って再現しているのには脱帽です。
パッケージは、Hot Wheels(ホットウィール)
の文字の下にエイケンの版権シールが在り
赤い窓の流星号、右にスーパージェッタ―が居ます。
見た目は、すごくシンプルな流星号ですが
他の複雑に見えるクルマよりも、手間や工夫
が満載で、製造工程や塗装なども価格が同じ
では合わないのでは?と思えるほどの凝り方で
それが理由かは解りませんが、少し製造数が
少ないようですので、大事にしてください。
20年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
流星号も綺麗で元気に保っています。
スーパージェッタ― 装備 タイムストッパー・流星号の呼べて 反重力ベルト・空を飛べる。 パラライザー銃・しびれさせる銃。 ゴーグル・赤外線透視が出来る。 スーツ・防弾になっていて弾をはじく。 流星号 最高速度マッハ15 ハイチタン合金製 タイムマシン 電子頭脳搭載 エアカーにもなり、車輪走行・水中走行も可能。 装備 マジック・ハンド |
■発売・Sales Year 2001年
■当時価格 648円(税込)
■キャラウィール・ブリスター販売
■登場作品 スーパージェッタ―
■製品仕様 全長サイズ約6.5cm×3.3cm