ポピー・新マン(試作販売品)【611】

Introduction of Japanese toys
Return of Ultraman

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー611は、ポピーが1978年
に試作発売したキングザウルス
帰ってきたウルトラマン(*新ウルトラマン)試作販売品のソフビレビューです。

*ポピー・バンダイのマスコミ系ブランド名

*刻印が新ウルトラマン

帰ってきたウルトラマン

1971年4月2日~1972年3月31日
TBS系で放送された円谷プロ製作の特撮番組です。

スペクトルマンと共に、第二次怪獣ブームを牽引し
長いウルトラマンシリーズの中で、最も多くの
ソフビを販売、ラインナップした番組で
売る怪獣が足りない為に、番組後半には1話に
新しい2体の怪獣(怪獣・宇宙人)を登場させると
言うソフビ販売サイドからスポンサーとして
要求が実現する程の大ブームになります。

■キングザウルスシリーズ

1975年3月28日ウルトラマンレオ
の放送が終了、子供合体ロボ
アニメや、スーパーカーブーム
興味を移し、仮面ライダー
ストロンガー1975年12月27日
最終回を向かえ

玩具ソフビよりも超合金
テレビ・マスコミ玩具のメインに
移行していきました。

ウルトラマンシリーズの火は細々
と、子供達が10円玉コイン
握りしめて、回していた
怪獣消しゴム円谷プロを支えて
いたような時期でしたが

その小さな火は、関東で夕方に
再放送された初代ウルトラマン
数字が予想もしてなかった高い
数字
をマークした事から

試作販売広告

1979年発売(実質1978年末)の少し
前、1978年夏の*キングザウルスの広告
に映る、ウルトラマンは明らかに
パーツ
になっていて、カラータイマーは少し
しか確認できませんが、試作販売と同じ
紺色のゴム系の別パーツのソフビが映っています。

ウルトラセブンは少し解りにくいですが
量産のソフビとは異なるになっています。

1978年の秋に少数ですが、販売された
のが、今回の帰ってきたウルトラマンです。

*キングザウルスシリーズとはまだ記載されていない。

帰ってきたウルトラマンを前から
観ると、別パーツなのに・・・
が行きますが、造形は後の
量産販売のソフビと同じなのが解ります。

カラータイマー紺色のゴム系
別パーツが、カラータイマー
フレームの凹パーツの中に接着されています。

腰の部分の結合が当時のレベルで
このシリーズの特徴で、ズレた感じで
足が長く上半身が、少し厚みの無い感じです。

このシリーズのウルトラマンの特徴
で、グローブ造形され、ブーツは
造形されない、今から見ると少し
不思議なバランス造形フォルムです。

塗装は、帰ってきたウルトラマン
は、成型色がグレーで、赤が塗装です。
*初代マンやゾフィー赤成型色に銀塗装。

帰ってきたウルトラマンをサイドから
見ると手の拳は、少し大きく造形
されオシリは小さくなっています。

背びれは大きな感じに見えます。

カラータイマー別パーツなので
フレームの凹部分のエッジが
90度近い角になっています。

帰ってきたウルトラマンを後ろから
見ると腰は、略ストレートです。

グローブチャック造形されて
いるのが解ります。

肩甲骨の下部分に右側に
ポピー、JAPAN
左側には、(C)円谷プロ
新ウルトラマンと、凸モールドで刻印が入っています。

帰ってきたウルトラマンの可動は
フィギュアとしては
腕の付け根部分が、動くだけで
腰は・・・ほぼ動きません。

また、頭部は上半身のボディと
一体化しているので動きません。

初代ウルトラマンの塗装は
シルバー塗装で、ブルマァク
異なる方法なので、昔と同じ塗装
帰ってきたウルトラマンは、ある意味懐かしい感じの印象でした。


帰ってきたウルトラマンの足の裏
(下)は、このシリーズのメインな
部分で、第二期の頃に、子供達
怪獣のサインが欲しいと言う声に
応えてTBSに設置された、怪獣の
足型スタンプ
を元にした怪獣の足型
が、それぞれに造形され

帰ってきたウルトラマンは、このような
形状になっています。

デザイン的には、2重線モチーフだと思います。

パッケージは、これまでのブルマァク
*紙のヘッダービニール袋の販売から
ウルトラマンは、台紙ブリスター
ケース
の中に入れて販売されました。

帰ってきたウルトラマンは、初期の3体
1つなので、初代ウルトラマン
ウルトラセブンと同じ1つの台紙
デザインは共通でした。

*怪獣は紙のヘッダーにビニール袋の販売

45年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
帰ってきたウルトラマンは台紙も綺麗に保っています。

■怪獣図鑑


超合金のコインのオマケを意識
してか?足型の小さなシール
各怪獣に1枚ずつ付属していました。

この足型シールを20枚用紙に貼り
140円切手を同封すると
「ウルトラマン怪獣大図鑑」
貰えました。

*締め切り、昭和54年(1979年)3月末日消印有効

ウルトラマン怪獣大図鑑
裏表紙は
ゴジラ怪獣大図鑑

ウルトラマン71ひき
ゴジラ25ひき

怪獣が紹介されたミニ図鑑
内容は怪獣以外の防衛隊の事
ソフビの事なども解説されています。

帰ってきたウルトラマン

身長 40m
体重 3万5千t
腕力 10万tタンカーをいとも簡単に持ち上げる。
ジャンプ力 400m
走行速度 時速600km

聴力 200km先の針の落ちる音も聴こえる。

飛行速度 マッハ5
水中速度 180kt
年齢 1万7千歳

技・武器

スペシウム光線
ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)
フォッグビーム
ウルトラショット
ストップ光線
ハンドビーム
ウルトラ念力
透視光線
ウルトラ眼光
流星キック
ウルトラリフター
ウルトラバリヤー
ウルトラスピン
ウルトラハリケーン

ウルトラブレスレット

家族構成

父:ウルトラ科学技術局長官
母:宇宙情報センター勤務
妻:ウルトラの母の妹

スーツアクター・きくち英一(菊池英一)

デザイン
・高橋昭彦(*デザインと言うよりも初代の変更)
*高橋昭彦自身は「デザイン」としては否定している。

・末安正博の三面図(初代に追加ラインしたもの)が存在する。

造型・開米プロダクション・ヒルマモデルクラフト

■メーカー・MAKER ポピー(バンダイ)
■発売・Sales Year 1979年
■価格   380円 
■登場作品 帰ってきたウルトラマン(1971年)
■製品仕様 全高約17cm

空想科学読本[帰ってきたぞ]編
ASIN ‏ : ‎ B0C6Y1V27V
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