Introduction of Japanese toys
PESTER(Ultra man)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー434は、ウルトラマンの第13話
「オイルSOS」に登場する油獣ペスターを
2002年にバンダイが発売したソフビのレビューです。
ウルトラマン1966年7月17日~1967年4月9日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。
放送当時はウルトラQシリーズの中のウルトラマン
として放送された為に、オープニングでは
ウルトラQの文字が回転して、その中から
ウルトラマンという文字が出て来るタイトルが跡として残っています。怪獣ブームを巻き起こし、最高視聴率42.8%を
記録、50年以上前の子供番組ですが、今でも
知らない人は居ないと言う程の日本を代表する番組です。
■2倍で2分の1の怪獣
ウルトラマンは、ウルトラQの
巨大化しただけの怪獣や恐竜
的な怪獣からの脱却の為に
ドドンゴとペスターに2人の
スーツアクターが入る事で
演じる面白い怪獣を登場させます。
確かに形状や動きは、1人で
演じる怪獣とは異なる要素が
見られ面白い効果を出せていましたが
1体の怪獣に、2倍の材料や
素材が必要で、スーツアクター
も当然2名と2倍必用でした。
普通に1体造れば2体の怪獣が
造れる材料と人数でしたが
ソフビや怪獣の数は…
結果的に1体なので、労力を
含め実質は2分の1しか怪獣
としての結果が出せない事から
以後、この2体分のスーツで
2人のスーツアクターを入れて
1体の怪獣はNGになってしまい
ある意味、希少な存在の怪獣になります。
ソフビとしてもペスターは
EXで、ナンバーの無い少量
生産で希少な事から
現在では、5000円前後から~
1万円近いプレミアが付いている怪獣ソフビです。
油獣ペスターを正面から見ると
ヒトデを左右に2つ(匹?)並べ
センターにコウモリの頭部を付けた
怪獣ペスターですが、カラーテレビ
番組であるので、やや強引に…
ネロンガの背中のイエローや
アントラーの背中のブルーなどと
同じく、外側にイエローのカラ―
を配したカラー怪獣です。
他のウルトラ怪獣ソフビとは
やや違い、全体のフォルムは
かなりリアルで、ディフォルメ
した感じはありません。
形状的には、かなり複雑で
足が横に4本も在り、星型なので
左右の胴体センターに斜めに
接合ラインが入っているのが見えます。
油獣ペスターをサイドから見ると
サイドの手から足まで、スポーツ
ウェアのようにイエローのラインが
上から下のサイドに入っています。
そのラインから前のモールドの
パターンと、背中側のパターンは
まったく異なるのが解ります。
また2人のスーツアクターの間に
位置するペスターの頭は、スーツ
アクター中央側の手で、パペットと
して動かしていた部分なので前に伸びる首?でした。
足のサイズが大きく、スーツアクター
の頭部部分が、手の上側に出ている
%も、よく解るアングルで面白い角度です。
油獣ペスターを背中から見ると
レッドキングなどから比較しても
かなり複雑なモールドなのが解ります。
スーツアクターの頭部、Mの突起の
裏にはスーツアクターの出入りする
チャックも造型されているのには
シリーズやサイズ的にか、ちょと驚きます。
また…意外にも、前からよりも
後からの方が、斜めの別パーツの
接合ラインが、目だたないのが
ある意味…驚きです。裏表…逆じゃないのかな?(^^:
油獣ペスターの足の裏は…
解っていますが、4本在る違和感は
他の怪獣には無い圧が凄いです!
まず左右の外側の2つの足の裏には
何の文字も刻印されていません。
左側の足には(C)1966円谷プロ
とペスターの刻印が凹モールドで入っています。
右側の足の裏には BANDAI 2002
MADE IN CHINA
11810
どこにもウルトラマンの文字は、どこにもありません。
油獣ペスターの可動は、一応、首は動きます。
360度動き(廻り)ます!
ただ…動かすと変です(^^:
やはり、かなり特異なソフビの1つです。
20年経っていますが、メンテナンスの
御蔭で油獣ペスターも綺麗で元気です。
■ペスター 別名 油獣 武器・口から吐く火炎熱線 デザイン・成田亨 スーツアクター:荒垣輝雄、清野幸弘(1体左右で2人) |
■メーカー・発売元 バンダイ(BANDAI) ■発売・Sales Year2002年 ■価格 700円 EX ■登場作品 ウルトラマン ■製品仕様 高さサイズ約12cm・横幅約16.5cm |
ウルトラマン スペシウム光線 1/6 塗装済み完成品フィギュア ASIN : B07P1XNSKZ 詳しく見る。 |