Introduction of Japanese toys
GOMORA(Ultra man)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー180は、ウルトラマンの
26話・27話怪獣殿下・前後編に登場する怪獣
ウルトラマン25周年にバンダイが限定復刻
した古代怪獣ゴモラのソフビレビューです。
ウルトラマンは、1966年7月17日~1967年4月9日
に、TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。放送当時はウルトラQシリーズの中のウルトラマン
として放送された為に、オープニングでは
ウルトラQの文字が回転して、その中から
ウルトラマンという文字が出て来るタイトルが跡として残っています。怪獣ブームを巻き起こし、最高視聴率42.8%を
記録、50年以上前の子供番組ですが、今でも
知らない人は居ないと言う程の日本を代表するメジャーキャラで番組です。ゴモラは、その中でもスポンサーの武田の地元
大阪を舞台にした前後編で、1周(30分)で
ウルトラマンが倒せなかった怪獣として
レッドキングと2分する人気の大怪獣です。
■首と角の大怪獣
ゴモラのソフビは、形としては
ソフビの造型的に異例なタイプで
大きな角と、クチの上にも角があり抜くのに難しい形です。
何より、他の怪獣と異なるのが「首」で
首が大きくカーブして頭部に入る
造型なので、このゴモラは首は可動しません。
可動部分を造ろうとした跡のような
くぼみは在りますけども、固定して
ボディと頭部を1つのパーツとして製作しています。
大別したら怪獣の2足歩行の
恐竜タイプなのですが、レッドキング他
の首が可動出来る二足歩行タイプとは
大きく異なるソフビ怪獣で、その選択を
するマルサンは、やはり怪獣ソフビのパイオニアです。
ゴモラを前から観ると、頭部のサイズは
やはり子供用玩具なので、少し大きく
角類は危なくないように、先端は丸みを持たせています。
ゴモラのソフビは、当時のマルサン
発売時期は赤系にシルバーを吹く塗装で
茶系に土を浴びた皮膚感を表現していて
ブルマァク時には、全体に80%くらいの
包み塗装で紺色が吹かれていましたけども
今回の復刻は、成型色の赤が略見えていて
ブルーメタリックが数か所に小量吹いてある感じです。
サイドから見ると、このゴモラの最大の
特調である背中から頭部への首のカーブ造型がよく解ります。
この首のカーブの為に、ゴモラは首の可動は封印しています。
また尻尾も、他の怪獣から比べると
かなり太くで後方に長いのが解ります。
尻尾は関着にしないと無理な長さでも
ありますが、可動しますので子供には嬉しい尻尾を持って居ます。
*関着・ソフビの関節で繋いでる(着)部分。
後ろから見ると、ゴモラのスーツ的には
チャック隠しの部分に、ブルーメタリックが吹かれています。
マルサンやブルマァクは腹部と
同じグリーンが吹かれていた部分
なのですが、コレはコレでゴモラらしい気がします。
腕(肩)と足(の付根)と尻尾が可動します。
首は、仕方ないのですが
可動したら、更に凄かったと
思いますけども…価格が同じだったかは疑問です(^^:
足の裏(下)には、右足に凹モールドで
ブルマァクの刻印があり、BANDAI1991
JAPNAのシールが貼ってあります。
左足には何もありません。
オリジナルのマルサンは、右足に
丸の中にSAN JAPANのモールドと
円谷プロの文字があります。
販売方法も基本は裸に上の紙タグがゴムひもで
付いていました。
デザインは上のモノが殆どで、89.90年には
単色のタグがありました。
また一部、袋入りヘッダーが付けられたり
91年の最後にはセット売り販売もされていますけども
当時の普通の玩具店では販売されず
大きな玩具店やマニア向け玩具に力を入れている
店舗のみで売られていました。
30年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ゴモラも綺麗で元気に保っています。
■ゴモラ・スタンダードソフビ
マルサン時代
1期・赤成型色、シルバー吹き、腹部グリーン
2期・明赤成型色、シルバー吹き、腹部グリーン
3期・赤成型色、紺色吹き、腹部グリーン
ブルマァク時代
明赤成型色、ブルーメタリック吹き、腹部グリーン
古代怪獣ゴモラ 身長:40メートル 1億5000万年前の恐竜ゴモラザウルスの生き残り スーツアクター:鈴木邦夫 |
■メーカー・バンダイ(オリジナル・マルサン)
■発売元 (株)バンダイ
■発売・Sales Year 復刻・1991年 オリジナル1966年
■当時価格 2500円
■登場作品 ウルトラマン(1966年)
■製品仕様 全長サイズ 約20㎝
塗装済み可動フィギュア S.H.フィギュアーツ バンダイ スピリッツ 詳しく見る。 |