影の謎?と、エンジンの謎!?
Introduction of Japanese toys
Mach GoGoGo(JAP)(SpeedRacer)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー71は、マッハGOGOGOの
主人公三船 剛が乗るマシン、マッハ号を
バンダイが、キャラウィールのCW07
として2001年に発売したミニカーのレビューです。
マッハGOGOGOは、タツノコプロが製作
し、1967年4月2日19:00~フジテレビ
系で放送したアニメで、アメリカでは
Speed Racerのタイトルで放送。
大人気を博し、日本のアニメとは長年
知らずに大人になったと言う人も多い
ほど、マッハGOGOGO他、タツノコプロ
の作品は、外国人ぽい顔のキャラや
設定で、グローバルに親しまれた作品
が多く、2008年にはアメリカで実写で
映画化されています。
また日本でも、1997年にリメイクが
放送されたり、ゲームなど多方面に
登場したり実車も造られる程、広く
長く人気を得ている作品です。
It is an animation work of Japan in 1967.
キャラウィールのマッハ号は、突起が多く
安全性を考えると ダイキャストには不向き
な形状のボディなのですが、ギリギリのとこ
まで、考慮した造形で、本当の先端が尖って
なくれも、らしく見えるように造形されています。
フロントの赤いMの文字のタンポ印刷が
見せるシャープな細い文字も、その効果に
プラスに働いています。
*タンポ印刷>用語辞典頁へ
マッハ号のボディカラーの謎!?
サイドから観ると、提携のホットウィールに
元はスピードレーサーでは?と思える程の
ピッタリなデザインのホイールを履いてるの
のは笑ってしまいます。
ゼッケンの印刷は、キャラウィールの十八番
で綺麗です。
キャラウィールのマッハ号はボディの下半分
も白いボディですが、テレビ画面のマッハ号
は下半分は、ブル―(系)のカラーです。
過去の商品やイラストにも、略したり誤った
真っ白なボディのマッハ号もあるのですが
それらの幾つかも、おそらくテレビの
オープニングラストで、マッハ号の横に
三船 剛がポーズを決めるカットだと下側が
薄いブルー系で塗られている為
下の部分は白いボディの影と解釈して
真っ白なボディのマッハ号が産まれてしまっ
ていると思われます。
キャラウィールも、コレクターズエディション
CW07C.Eとしてボディ下が青いマッハ号を
後に販売しています。
斜め後ろから観ると、リアの左右にある三角
のウイングも、CW14流星号よりも頑張って
いるように見えます。
正面から観ると、山型の先端も良く再現して
いますし、ライトにも黄色を入れています。
また、後で書くエンジンに関連する事ですが
ラジエーター(空気導入)は見当たりません。
リアから観ると、運転席後方にはモールドで
せり上がるカメラ(潜望鏡にもなる)のスジ
彫りも再現され、その右横にはくりおや三平
が隠れている事が多いトランクのハッチが
在ります。
ブレーキランプなどは未塗装で真っ白で
その下のマフラーは、再現されていません。
この後方部分の下は、アニメでも映らないか
まちまちな再現がなされる事があり、難しい
部分ではあります。
真上から観ると、素晴らしいフォルムを
ダイキャストで再現しています。
フロントガラスの廻し方も、ドアとの関連が
難しいのですが、ドアが開閉しないモデル
ではベストな形だと思います。
真下から観ると、樹脂製ですがマッハ号に
しか使えない形状のアンダーパネルを製造し
ているのは、その人気が世界的な日本が誇る
有名キャラカーだからだと思われます。
…ですが、前方から後方にマフラーが2本
モールドされています?
デザインモチーフとEgの謎!?
マッハ号は、デザインのベースの1つに
フェラーリ250テスタロッサを、モチーフに
していると言われますが、フェラーリ250TR
はフロントに空気を取り入れるクチが大きく
空いていますけども、マッハ号はドアの後方
の左右に吸入クチが在ります。*上写真↑
レーシングカーが、ミッドシップやリアに
エンジンを置くのは、珍しくは無くバランス
的には良い面が多いレイアウトです。
では、マッハ号のエンジンは後方に在るのか
と言うと…トランクの中には、毎度侵入して
る、くりおと三平が入って居るトランクが
在るので、どこにエンジンが在るのか謎です。
透過図などでは前にエンジンが描かれてます
けども、冷却無しに12気筒のエンジンで
レースするのは不可能で、後方に12気筒を積
みこむのも、作品的には難しい状態です。
おそらくは、外観のドア後方に吸気口を設置
したデザインから、本来は後方にエンジンが
あるクルマだったので、マンガではハッキリ
後方にエンジンが搭載されてる絵が描かれて
いて、トランクなどは在りません。
アニメの演出的に、街を走る普通のクルマの
ように、子供達が隠れるトランクは後にある
のが当然と勘違いした、演出の結果マッハ号の
エンジンが、どっちなのか?謎な感じになって
しまっています。
ファンとしても、デザイン的にはリアエンジン
を推進したいですが、くりおや三平が隠れてる
エピソードも楽しい演出なので、やはり謎の
ままの方が良いのかもしれません。
パッケージは、マッハ号のみで特に三船剛を
レイアウトしていません。
車体上のMACH GOGOGOの文字も、他の
クルマよりもハッキリ表示されているのも
海外での販売も考慮されているようです。
19年経っていますが、メンテナンスの
御蔭で、マッハ号も元気で綺麗です。
マッハ号 Aボタン・オートジャッキ 本来はタイヤ交換などのジャッキですが Bボタン・ベルトタイヤ タイヤに特殊なベルトが装着され、 Cボタン・カッター 車前面に丸鋸が出てくる。 Dボタン・ディフェンサー 座席上部のキャノピーが閉じる。防弾仕様。 Eボタン・イブニングアイ 赤外線灯。剛のヘルメットシールドが暗視ゴーグルになる。 Fボタン・フロッガー 酸素がコクピット内に放出され、水中走行が可能になる。 Gボタン・ギズモ号 ツバメ型の偵察用の通信機能付き小型飛行メカ。 Hボタン・ホーミング ギズモ号を自動操縦で自宅に戻す。SOSボタン。 |
■発売 2001年
■当時価格 648円(税込)
■キャラウィール・ブリスター販売
■登場作品 マッハGOGOGO
■製品仕様 全長サイズ約7.5cm×3cm