Introduction of Japanese toys
Western Special （Tin toy）
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー369は、*増田屋が
1962年に販売していたブリキ玩具
ウエスタンスペシャルロコモーティブを
1997年に、アンティークブーム時にのって
ミ二サイズで製作した、ミニ・ウエスタンスペシャルのレビューです。
ミニ・ウエスタンスペシャルとしては
オリジナルですが、元は、60年代の
同・増田屋の玩具なので、復刻とも
言われます…厳密に言えば増田屋も復刻とは記載していません。
*当時は「増田屋斎藤」が正式社名。
■ウエスタンスペシャルロコモーティブ
WESTERN SPECIAL LOCOMOTIVE
増田屋が、1962年に発売した玩具の名前は
WESTERN SPECIAL LOCOMOTIVE
で、海外に輸出されていました。
サイズも全長も34ｃｍと言う大きさで
単一電池3本を運転席（の位置）の中に
入れて、電動で動き、音や発光（黄色い
TOP部分の*タンク）して、ミステリー
走行と言う一見不規則なアクションを
する可動輪が前側下方に付いていました。
*第2缶胴（タンク）は砂箱第3蒸気ドームが多い。
また、汽笛音を鳴らし、煙突からは
白煙を出しながら走行します。
*ミステリー走行・左右振りながら走行し
壁に当たると方向転換し走行する。
この玩具は、1960年代の玩具店や、特に
デパートの玩具コーナーにおいて
シンバルの猿と共に、汽笛を鳴らすSLの
玩具は、子供達を玩具コーナーに誘導する
アイテムで、まだカセットテープも無く
VTRなども無い時代に、子供がおもちゃの
コーナーに向かって走って行く大きな
営業を担った玩具でもあり、当然、音が
鳴って、動いて、光って、煙が出るので
注目され、大人気になったブリキ玩具でした。
その大ヒット玩具のミニ版の玩具が
今回のミニ・ウエスタンスペシャルです。
ミニ・ウエスタンスペシャルを
サイドから見ると、ダイヤモンド形
煙突は、元の
ウエスタンスペシャルロコモーティブ
では、ブラックにゴールドのラインが
入っていたのを、頑張って再現しています。
その後の黄色い発光ギミックの在った
タンク部分は、当時の雰囲気を重視して
レトロイエローのカラ―にしていて
やや細い感じですが、雰囲気はキープしています。
車輪が後方に2輪在り、前にスペースが
空いているのは、元がミステリー走行の
可動輪が付いていた為で、サイドビューとしては同じです。
運転席前のタンクは、縮小されている
としても低すぎる感じなのは、何故だか解かりません？
ミニ・ウエスタンスペシャルを後方の
サイドから見ると、車輪が全て赤く
ちょとチープな感じがしていまいます。
元のウエスタンスペシャルロコモーティブ
は、車輪もシールでは無く立体的で外側が
シルバーの車輪でした。
ミニ・ウエスタンスペシャルを後ろから
見ると、元は運転席の中が電池BOXだった
ので、後側はハッチになっていましたが
電動では無いので、形的には寧ろスッキリ
して綺麗なリアになっています。
ミニ・ウエスタンスペシャルを前から
見ると、排障器と言われる下の赤い部分に
あるV字型の柵は、本来アメリカなどでは
牛避けの犂（すき）として付けられていました。
*日本では弁慶号などに見られました。
釜の開閉口のブリキのプリントは、個体差が
ありますが、センターがズレている事が多く
この個体も向かって左した方向にズレています。
ヘッドライトや煙突は前からも、らしい感じです。
ミニ・ウエスタンスペシャルの裏（下）は
ネジが3つで止まっています。
増田屋のマーク
MADE IN JAPAN
（C）MASUDAYA CORP. 1997
と、凸モールドで、後方に文字の
上側が前方向にして入っています。
*フリクション走行で走りますが直線のみです。
*フリクション走行・慣性の勢いを動力にして床面で押すと走るもの。
ミニ・ウエスタンスペシャルの箱は
当時とは、まったく異なる画と
デザインで、サイドに引き出して
中のSLを出すようになっています。
裏には、北原照久推薦の解説が書かれています。
24年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ミニ・ウエスタンスペシャルも綺麗で元気に保っています。
■メーカー・増田屋コーポレーション
（MASUDAYA COLLECTION）MADE IN JAPAN）
■発売・Sales Year ミニ（復刻）・1997年 元・1962年
■当時価格 1200円
■製品仕様 全長サイズ 約13㎝
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