Introduction of Japanese toys
Batmobile(Batman CAR)(plastic model)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー714は、アメリカの
DCコミックスのバットマンを
ABCネットワークで実写ドラマ化
した時のバットモービルを、当時の
日本の子供に解りやすいように
バットマンカーとして、イマイが
販売したプラモデルのレビューです。
*イマイ・今井科学株式会社1949年~2002年に存在したメーカー
1969年倒産、1971年に再建~1990年代株式会社イマイに改名
バットマン(1966年~1968年)
(怪鳥人間バットマン)
アメリカのテレビシリーズのバットマンは
コメディ的側面の強い作品で、バットマンが
パンチすると、コミックの擬音文字などが
画面に出たりする子供向け作品でした。日本では1966年から1967年にフジテレビ系で
放送され、怪鳥人間バットマンと言う題でしたが
あまり知られず、普通にバットマンと言われていました。当時の人気マンガ雑誌「少年画報」少年画報社
1966年6月号~1967年4月号や、同社の
「*週刊少年キング」1966年23号~1967年15号に
エイトマンの桑田次郎の漫画版の連載があり
巻頭や表紙をバットマンが飾る事もありました。*フジテレビ・1966年4月10日から放送
*東京12チャンネル・1970年9月1日から放送*後に銀河鉄道999や超人ロックなどを掲載する
ジャンプやサンデー、チャンピオンと並ぶ少年週間漫画雑誌。
■バットモービルとバットマンカー
1966年1月にアメリカで放送された
バットマンは、当時人気だったTVの
スーパーマンに次ぐDCのヒーローと
して、日本でも1966年4月から
フジテレビで放送され、夏には
このTV版の映画が公開されたり
マンガの連載で、子供達に知られる
コミカルなヒーローでした。
*内容は後のシリアスでクールな
内容と異なり面白いドタバタな感じでした。
*スーパーマンカーも人気なので
販売されていましたが、作中に存在しません。
その1966年当時や、今も・・・?
日本人は、自動車の事をCARだと
思っている人が多いので、当時も
バットモービルなのですが、子供に
解らないという事から
バットマンカーCAR)で当時は統一されました。
アメリカでは、気軽に日本のクルマと
言うような場合は
オート(auto)と言います。
自動車のように、やや丁寧に言うと
オートモービル(automobile)と言います。
CARは、どこにも入っていません…
何故日本人が、カー(CAR)が自動車
だと思っているかと言えば
イギリスではモーターカー(motor car)
と言うからで
ロールス・ロイスなども、正式には
ロールス・ロイス・モーター・カーズ
と言うのですが、エンジンはエンジンで
アメリカでは逆にモーターと言います(^^:
バットモービルは、バットマンの移動
に使うビークルの事で、モービルは
移動と言う意味に、高性能な意味が
在るので、携帯(電話)の事を
モバイルフォン(mobile phone)
移動できる電話と言い、そのmobileと同じです。
日本では、携帯・・・って、電話の意味
も、移動の意味も無い、変な言葉?で
統一されている不思議な国です。
モービルは、モーターとビークルの
合成で、ビークル(vehicle)は
車輛いう感じの意味で、バスとか
トラックなどに使う事が多いです。
今回のキットは、その1966年の
ままのバットマンカーを1996年に再販したモノです。
イマイのバットマンCARの箱絵は
作者のサインはありませんし
サイズ違いで箱絵作家も異なるようです。
この1/42サイズの箱絵では
バットマンとロビンが搭乗していて
バットマンカーがいっぱいまで大きく
レイアウトされています。
最初期の箱絵では、もう少し青く
明るいカラーのバットマンカーで
上の部分の白いスペースは無く
左上にイマイのマークで、全て
カタカナでバットマンカーと
黄色い文字で入り「CAR」の文字は
なく、右下にバットマンマークで
エンジンからの炎が全て入っていた
ので、バットマンカーが小さく
レイアウトされていました。
イマイのバットマンCARの箱の
サイドには、左にイマイのマーク
その右にバットマンカーの絵が
在ります。
初期の販売は150円でゼンマイの
動力が付属していましたが、この
キットはディスプレイモデル的な
動力は存在しなくて300円でした。
それでも、今の感覚的には激安価格です。
イマイのバットマンCARの箱の
長いい辺のサイドは、BATMAN
の90年代のマークに、赤いライン
が3本あり、白い☆を入れていて
アメリカを演出しています。
右の絵はメインの縮小版です。
イマイのバットマンCARの箱の
もう1面は、バットマンカーの
1/32サイズの箱絵(バットマンと
ロビンが飛び乗っている途中)の
画で、当時は1/32はモーター
走行モデルでした。
その隣がショー90のマッスルカー
で、その右が1/24サイズの赤い
ポンティアックGTOと言う他の
イマイプラモデルの宣伝画です。
イマイのバットマンCARの中は
開けると、バットマンとロビン
の2人のアメコミ画で、上(中の)
に、バットマンカーの黒いボディ
が入っています。
イマイのバットマンCARのボディ
単体がビニール袋に封入されています。
イマイのバットマンCARの
今では・・・ナニコレ?と思われる
銀色の小さなチューブは昭和の
接着剤(セメダイン)で、略プラモ
デルには付属していました。
棒は金属の車軸です。
この金属車軸の数や長さが異なる
ので、ビニール袋の中に入っています。
イマイのバットマンCARの
アンダーボディやホイールは
白い成型色のランナーになっています。
イマイのバットマンCARには
設計図の裏(表?)にカラーで
完成モデルの解説紙が付属しています。
イマイのバットマンCARの
設計図は・・・無くても出来そう
ですけども1~6の解説図があります。
29年を経ても、メンテナンスの
御蔭で、イマイのバットマンCAR
プラモの箱もかなり綺麗に保って元気です。
■メーカー・MAKER イマイ(今井科学株式会社)*再販時(株式会社イマイ) ■発売・Sales Year 1996年 *オリジナル1965年 ■登場作品 バットマン(1966) ■価格 300円 ■製品仕様 箱 約19.5cm×約11.5cm×約3.5cm |
![]() 1:24 1966 CLASSIC TV Series BATMOBILE W/BATMAN 詳しく見る。 |